グレードテスト

レッスンでは、生徒さんそれぞれの進度や習熟度に応じてグレードテストの受験を薦めています。
昨年はコロナウイルスの感染拡大の影響で開催の延期や中止がありましたが、今年は全て予定通り開催とのことで、3月と6月は昨年受験を見送った生徒さん達が受験にチャレンジしました。
12~9級の受験でしたが結果は全員合格の判定でした。
合格者には受験級のグレードが認定され「グレード認定証」が与えられます。

レッスンでは、長期的目標を持って、どんな初歩の段階からも「楽曲に相応しい演奏表現」や「感じたことを音に表す」ということを主軸にしており、テクニックや楽曲分析等はそれらを表現する為に必要な要素として身に付くよう指導していますが、そこが段階ごとに定着していれば、日々の学習過程の中での受験で充分合格は可能です。(各レベルに応じた適切な課題が設けられているということもありますが、合格の為に課題曲だけを何ヵ月も練習して臨むというようなことはありません)

結果は合否の判定だけではなく審査員の講評も付くので、自分の成長をより実感でき、学習の励みになると思います。
審査の講評コメントは、著しく気になる点があった場合は指摘がありますが、良かった点や演奏に表れる練習の成果等がまとめられています。私も審査の際はそのように心がけています。