音型に応じた適切な指の運びである運指は、機能的な面だけではなく、音色の表現にも影響するほど、演奏者にとっては大切なものです。
初歩の段階からそれらを認識し楽譜上の指番号に意識がいくようになってほしいので、遊び感覚で養える物を補助的に使ったりします。
台座のフェルトの上の数字は剥がして並べ替えすることができます。剥がす時に指に程よい抵抗感があるようにしているので、生徒さんにやってもらうと、その感覚と並べ替えが楽しいようで進んで取り組んでくれます。
自分で並べた通りに鍵盤上で指を動かして運指をトレーニングするのですが、自分で並べて作った配列なので、意図せず難しいものになったとしてもスムーズに出来るようになるまで根気よく練習してくれます。
今週のレッスンではそのような姿が多く見られました。
デュナーミクやアーティキュレーションをつけたり、イメージに合った音色表現等も加えたりすると、どんどん発展出来ます。