音楽鑑賞

先日、秋にキャンプ学習に行くのを楽しみにしている5年生の生徒さんから「キャンプで歌う曲をレッスンでも歌いたい!」とリクエストがあったので、その場で伴奏を弾いてあげながら一緒に歌うということがありました。
全部で3曲歌いましたが、私の頃と変わらず同じ曲で懐かしかったです。
「遠き山に日は落ちて」は、ドヴォルザーク作曲の交響曲「新世界より」の第2楽章「家路」に日本語詞を付けた歌曲ですが、レッスンではそのことについて触れた後、オーケストラの原曲を鑑賞しました。
様々な楽器が調和して作りあげられている音楽によく聴き入っていましたが、独奏楽器の音色が特に印象的だったようです。 

ピアノは一台で全ての楽器を表現できるほどの楽器で、それを表現するべく作られた曲も数多くありますが、オーケストラの音を聴いたことがなくヴァィオリンやフルート等の音色を知らないと、レッスンで「○○のような音色」と言ったり、弾いて聴かせて奏法例を教えてみても伝えきれません。

レッスンの限られた時間では鑑賞に多くの時間をかけられませんが、必要に応じて様々な音楽を聴かせてあげたいです。
その時間は鑑賞学習という目的だけではなく、未知の音楽との出会いを楽しんでもらえたらと思います。