今週は中学校の音楽祭で合唱の伴奏者を務めた生徒さん達から嬉しい報告がありました。
本番伴奏者の大役を無事果たすだけでも素晴らしいことですが、クラスが見事金賞を受賞たり、伴奏者賞に選ばれた生徒さん達がいたことは喜ばしいことです。
皆、部活や勉強で多忙な中、本番ギリギリまで、より良い音楽を目指して練習に励んでいました。
本当によく頑張ったと思います!
急遽、合唱部のステージでの伴奏を依頼された生徒さんもいましたが、そちらも無事披露できたようで良かったです。メドレーの長い曲でしたが、短期間でよく仕上げました。
演奏の上達の為には、自分の出している音をよく聴いて判断することが大切です。
「聴く」という意識を持たずに漫然と音を並べて弾いているだけでは、自分の音を聴きとることができず、今自分の出している音の状態が全然わからないということに陥ります。
質の良い音や曲想に合った音色、和声の色彩等を聴き分ける力を育てることは、テクニックの習得と同じくらい重要なことで、耳の感度の良い小さな頃から時間をかけて養うことにより、自分から質の高い演奏を目指すようになります。
レッスンで速く弾かないように指示をするときは、メカニックやテクニックの観点からだけではなく、自分の演奏を聴き取れるテンポで弾いてほしいとの意図もあります。
ゆっくり奏でることにより気づくことは多いので、自分から取り組んでもらいたいところです。
8月は復学を希望する生徒さんの再入会や、合唱コンクールの伴奏を担当することになった生徒さんの期間限定での復学が相次ぎ賑わっています。
近年、中学校の合唱コンクールの課題曲と自由曲の難易度は高く、伴奏も相応に難しいものが多いのですが、自分からチャレンジしてみようと思い引き受けたことが、指導者としては嬉しいです。
レッスンに来るまでに、自分でコツコツ譜読みをし、ある程度弾けるようになってきていたのには感心しました。在籍中の生徒さん達も部活
や夏期講習等で多忙な中よく頑張っています。
レッスンではまず指遣いが定まらず滞っていた部分に目を向けます。
適切な指遣いを提案したり相談しながら決めることにより、早い段階で解決します。
それぞれの手の機能や手の形は違うので、その点の考慮は必要ですが、前後の流れも考慮しながら音型に合った運指で弾くことは演奏表現にもつながる大切なことです。
これはピアノ曲全般に言えることですが、演奏表現上適切な指遣いを作曲者自身が定めている場合もあります。
その場合は不慣れだったりで弾きにくいと感じたとしても、その通りに弾いてみると、旋律の抑揚が美しく出せたり、和音の響きのバランスがコントロールしやすかったり等に気づかされます。
7月に入りまだ日は浅いのですが、中学生の生徒さん達から秋の校内合唱コンクールの伴奏者に決まったとの報告が相次いでいます。
これからオーディションを受ける子もいますが、今年も一緒にレッスンで取り組んでいきたいと思います。
グレード受験に向けての練習と重なる生徒さんもいますが、レベルに応じた読譜力や基礎的なテクニックは身に付いているので、目標を据えて効率の良い練習が出来ればグレードの課題曲も伴奏曲も並行して進めていけます。
現在ヒット中のYOASOBIの「アイドル」
この曲を先月耳にしたとき、自分で弾いてみたい子が出てきそうだな…と思いコード付き一段譜の楽譜を入手して自分で音出しをしてみました。
冒頭は複雑に白鍵と黒鍵が入り混じるので、初歩のレベルでは楽譜を理解して弾きこなすのは難しいと思いますが(手の機能上では、長い指が黒鍵に配置される音型は弾きやすい)サビはハ長調をベースで作られていて白鍵のみなので、指使いを工夫すれば小さな手でも弾きこなせます。
サビ頭のヨナ抜き長音階で作られた部分は日本の唱歌のような雰囲気で馴染みやすいですし。
小学3年生の生徒さんは今月頭からメロディを練習しています。
すでに調性音楽の和声感や初歩のコードの知識があるので、ハーモニーを感じながら自分で伴奏を付けるのが楽しみだそうです。
和声やコードは教え込みすぎると機能感に固まった感覚が身に付いてしまい、柔軟な感覚を損ねてしまうので、まず自由にやらせてみることも大事です。
今日は年長の生徒さんから「アイドル好き!」「レッスンで歌いたい!」とリクエストがあったのですが、ピアノで弾いてあげたら、ノリよく歌ってくれました。
レッスンでは、様々な音楽的感覚を総合的に養うために、童謡や歌曲をピアノ伴奏に合わせて歌うことを取り入れていますが、時折ポップス系の曲をやらせてみると、クラシックの様式で作られた曲との違いがわかり、曲に相応しいリズム感や抑揚に意識がいくようになります。
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