ショパンピアノ協奏曲第2番

diary-image-Piano-03仕事やプライヴェートで都内に行った際には楽譜やCD、音楽関連の書籍などを買いによく銀座の山野楽器に立ち寄るのですが、今回はずっと探していた、クララ・ハスキル演奏ラファハウ・クーベリック指揮によるショパンピアノ協奏曲弟2番の録音を入手する事ができました。

ハスキルによる唯一のショパン作品の録音。
以前耳にした際に強く心に残り、以来ずっと音源を探していました。

今回手にしたのは海外で作られたspレコードをCDに復刻させたもの。
以前大手メーカーから出されていた別盤は廃盤になっていたのであきらめかけていたのですが、他の盤もあったのですね!

ハスキルはモーツァルトの演奏に定評があり、録音を多数残していますが、ハスキルの特質である繊細で美しく、そして気品のある演奏はショパンにおいても遺憾なく発揮されているように思います。

私はハスキルの演奏はただ美しいだけではなく凛とした強さもあるように感じます。そしてその中に垣間見える哀切や陰り…

ハスキルの人生やショパンの人生を重ねて聴いているせいもあるかもしれませんが私にはそのように感じられます…

その人のもつ内面や品格、作品への想いなどは演奏にあらわれるものです。