音名

先日レッスンで小学生の生徒さんから音名の由来についての質問がありました。
音に付けられた名前(音名)には、世界各国様々な呼び名がありますが、最も広く普及している“ドレミファソラシド”は、旧ラテン語から派生したイタリア音名です。
グレゴリオ聖歌「聖ヨハネ讃歌」の冒頭の音階的な旋律に付けられた詞が歌いやすかったことから、それが音名として定着したとの説がありますが、実際イタリア音名は発声的に歌いやすいことから世界中で親しまれるようになりました。
レッスンでは、様々な音名を早い段階から教えていますが、日本音名は喉が閉まり歌いにくいと感じる子がいます。
ちなみに、楽譜に記されているト音記号は日本語音名ト(ソ)、ヘ音記号は日本語音名ヘ(ファ)の高さを示す為の記号となっており、読譜の理解の為に必要な要素として導入の段階から説明しています。