音楽教育シンポジウム

diary-image-Piano-06先週の火曜日と水曜日は、年に一度2日間に渡って開催される「音楽教育シンポジウム」があった為、レッスンはお休みでした。

今年も様々な形態の講座があり、大変勉強になると共に素敵な音楽体験の場となりました。

シンポジウムでは、毎年、音楽教育研究の分野における第一人者である繁下和雄先生による基調講演があるのですが、今年のテーマである「こどもの立場に立った教育を」に沿った内容の今回の講演は個人的に深く心に残りました。

こどもの教育に携わるものとして、心にとどめておかなくはと思う内容で、私は繁下先生のお話に聞き入ってしまいました。

受け止め方や感想は色々あると思いますが、人によっては、日頃、感じていたことや疑問に思っていたことに対するアドバイスのように受け取れる内容でもあったように思います。

四年前から音楽教育研究会の茨城地区の講師代表役員として、企画や運営に関わらせて頂いておりますが、毎年、本当に自分自身が勉強になります。

今回学んだ内容は日々のピアノレッスンに生かしていけたらと思います♪

最後に繁下先生のお言葉をいくつかご紹介させて頂きます。

「教師は『教える専門家』であると同時に『学びの専門家』でなければならない。『学びの専門家』となる中で学ぶ側の気持ちが理解できる」(佐藤学「教師花伝書」より)
「学びたくなる条件、環境を与えることこそ教育の基本」
「自分自身がやりたくなってやった子はいつかできるようになる」
「幼児教育に一番大切な要素は『遊び』」
「先取りして与えすぎてしまうと、熟成していない果実を作ってしまう」
「教育しようとしすぎない」
「主体性があると数倍確実に身につき数倍忘れない。主体性がないと習得できない。」

私たちピアノ講師は生徒一人ひとりの良いところや求めているものを感じ取り、共に一歩一歩進んでいけたら良いですね…