日本ピアノ教育連盟全国研究大会

4月に入り、今日から新年度がスタートしました。

年度末はレッスンの休講日を利用し、ピアノ教育連盟の研究大会に行ってきました。

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今年の研究テーマは「ピアノ演奏の基礎知識」となっており、受講講座はピアノ演奏に必要とされる知識をクラシック音楽の土台となるバロック音楽から学ぶという目的に沿った内容で、私自身にとっては大変興味深いものでした。

作曲家の生きていた時代の様式感や宗教感、当時の楽器などを知ることにより楽譜から様々なことが読みとれるようになります。

今回は「オルガン」と「チェンバロ」「古典舞踊」からのアプローチを通して、バロック音楽をピアノで演奏する際に必要な多様な要素を学ぶことができました。

舞踏家の市瀬陽子氏によるレクチャーでは、メヌエットやガヴォットなどの舞曲のステップを実際に体感することができたのですが、動きや所作を知るこ
とにより今までにはない気づきがありました。

古典舞踊を実際に踊ったことは以前もあったのですが、今回の説明は非常にわかりやすく舞踏と楽譜が自分の中できちんと結びついたように思います。

チェンバロの生演奏をバックにメヌエットのステップを踏むというのは得難い体験でした。