貴婦人の乗馬

4年生のTくんは今発表会で演奏するブルグミュラー作曲の「貴婦人の乗馬」の練習に励んでいます。
この作品はヨーロッパの伝統文化や当時の日常風景などを題材とするブルグミュラーの曲集の中で「アラベスク」と並ぶ人気曲ですが、騎手を目指して幼い頃から乗馬の訓練をしているTくんはイメージがとっても鮮やか…
もともと想像力豊かで表現力があり、日頃から感心させられているのですが、今回は経験のある乗馬を題材とした曲なので仕上がりが楽しみです。
馬の足取りや駆け抜ける様子をあらわした音型などは非常に良い感覚で弾けているように思います。
本人も早く両手で弾けるようになるのを楽しみにしています♪
先週のレッスンでは参考になるように貴婦人が乗馬をしている様子を描いた絵を見せて、ヨーロッパの乗馬の様子を説明しました。
レッスン室には音楽やヨーロッパ文化に関する資料が置いてあるのですが、こども達はそれらの中にある画集や写真集が大好きです。
一番人気は、ヨーロッパで栄華を誇ったハプスブルク家を特集したムック本です。
先日のレッスンでは、一番小さい生徒の4歳のSちゃんが王冠の写真をうっとりと眺めていました
どんなに小さなこどもでも本物や美しいものはわかるものです。

*添付してある画像は、TくんにみせたIMG_20140520_000245オーストリアからフランスに嫁いだハプスブルク家の皇女マリー・アントワネットが狩猟服に身を包み馬を駆る様子を描いたものです。