エリソ・ヴィルセラーゼ ピアノリサイタル

IMG_20151122_012842昨日は、ロシア人女流ピアニストのエリソ・ヴィルセラーゼのソロリサイタルを聴きに行ってきました。

会場は錦糸町にある“すみだトリフォニーホール”

こちらのホールには大好きだったチッコリーニの思い出があり、訪れると演奏を聴いた時の感動がふっと蘇ります。

当夜のプログラムは、
前半がモーツァルトのソナタ第13番にベートーヴェンのソナタ第23番「熱情」
後半がモーツァルトのソナタ第11番「トルコ行進曲付」とヴィルセラーゼの最も得意とするシューマンの「謝肉祭」が並びました。

生で聴いたヴィルセラーゼの音は大変美しく豊かで、弱音も強音も広い空間に満ち溢れており素晴らしいものでした。

「音」ではなくまさに「響き」

音色も多彩で、作品の中に潜む様々な感情や性格が鮮やかに描かれており、特にシューマンにおいては今までにない感動が胸に広がりました。

アンコールは、
拍手のあとすぐにショパンのマズルカが奏でられ、その後にリスト編曲によるシューマンの歌曲“春の夜”があり一番最後にショパンの“華麗なる大円舞曲”が奏されました。

ヴィルセラーゼのショパンが聴けるとは思っていなかったので非常に嬉しかったです。

年内鑑賞予定の演奏会は昨日で終わりだったのですが、最後に本当に素晴らしい演奏を聴くことができました。