童謡100周年

6月に入り、発表会が来月に迫ってきました。

レッスンでは、先週から発表会で歌う合唱曲の練習をはじめました。

今回は、今年2018年に迎えた『童謡100周年』にちなみ、昭和初期に作られた「みかんの花咲く丘」を選曲しました。

今年は1918年に児童文学誌「赤い鳥」が創刊され、そこに掲載された童謡や童話が生まれて100年になります。

「みかんの花咲く丘」は、ほとんどの生徒さんがレッスンで初めて耳にしたようですが、情景を描写した美しい日本語の歌詞と自然な流れの親しみやすく心地よい旋律は、今のこども達の心にもスッと入るようで、どの子もすぐに口ずさめるようになりました。

終戦直後にNHKのラジオ番組用に作られたこの曲は、その後レコード化され日本中で大ヒットしたそうです。

日々のレッスンではソルフェージュ指導の一環として歌を取り入れていますが、童謡や唱歌は流行に左右されない普遍性を持っており、ずっと歌い継いでいきたい優れたものが数多くあります。

自分自身を思い返してみても、こどもの頃に歌った曲には大人になった今でも親しみがあり、自然にフッと浮かぶことがあります。